くくり罠鹿二頭捕獲
くくり罠猟の年始は、天候悪化で暴風雪となり罠設置場所も薄っすら雪が積もりました。
雪が積もった状態でのくくり罠猟は、作動不良による空ハジキが増えると思われましたが、あえて米糠を罠周辺も含め大量に散布しました。(通常土嚢袋1袋使用しますが3袋使用)翌朝に鹿が罠にかかっていました。
【くくり罠鹿二頭捕獲】
止めさしの準備をして罠設置場所に行くと先ほど雌鹿だったはずなのに角が見えます???
見間違いかと思いましたが雄鹿です???
更に近づいて確認すると直ぐ近くに雌鹿も見えました二頭同時にかかった様です・・さてさて
二頭同時処理は初めてで角のある雄鹿の捕獲も初めてでした雄鹿の角は危ないので注意して止めます。
最初に雌鹿から止めますが自ら藪に逃げ込み絡まってしまい伏せてしました、動かないのは良いのですが
通常の止めさしの場所(胸の位置)が見えない為、やむなく首を狙います
槍を刺して抜けなくなってしまいナイフで刺し口を広げ抜きました。鹿にいらぬ苦痛を与えてしまい反省です。
以前から首の放血は弱いと思う時が有り首に刺す場合の
【放血に適した頸動脈の位置】を調べました次回から実践したいと思います。
【放血に適した頸動脈の位置参考サイト】
[PDF]シカ捕獲ハンドブック改訂版2016.03
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-850/sikahanndobukku.pdf
二頭目の雄鹿を止めさしに行きましたが同じく藪に逃げ込み動かないので、やむなく首を狙います。
案の定槍が抜けなくなり大暴れでした何とか引っ張り鹿も暴れて抜けましたが槍の刃先も柄もぐにゃぐにゃに曲がり
完全に壊れました・・・・
自作槍の制作構造上の問題で一回使用時に槍先のガタ付きが気になっていましたが今回で終わりです。
【雄鹿の逆襲】
雄鹿は、止めさしの後もかなり元気でしたのでバールで気絶させようと思いましたが鹿の反撃にあいました・・・
初めての雄鹿捕獲で角が危険な為、角に保定具をかけて木に縛りました吹雪の中てが、かじかんでシャックルを落としてしまいましたが
何とか括りました、しかしこの時ワイヤーがたるみ鹿の可動範囲が広かったのでバールで殴る際、鹿の突進で角に突かれそうになりました。
自分で腰を引いて逃れたつもりでしたが動画で見ると角に突かれ様に見えます・・・あまり変わらないかな
鹿・猪の雄は比較的元気に暴れて凶暴な感じがします
皆さんも雄鹿の突進には十分気を付けてください。
【単管パイプ屋根付きで解体】
鹿の解体は、軽トラの荷台に単管パイプで解体用櫓設置を導入しましたが
解体日は悪天候の為雨でした冬季の雨は冷たく解体時には屋根が欲しかったので
パイプにブルーシートの簡易雨除けを張り解体しました。